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もう先々月のことになりますが、
WEBマガジン ミューゼオ スクエア さんから、マッチコレクションを取材していただきました。

      ※記事はこちら   https://muuseo.com/square/articles/137   

当然マッチをすべて持っていくわけにはいかないので、
ある程度選定して大荷物を引きずって取材場所に行きました。

これは毎月マッチの絵柄が変わる日本橋の蕎麦屋『室町砂場』のマッチ。
この五年間の分を全部並べてみました。
ミューゼオ取材 ⑥
一年分を並べたことはあるけど、家ではこんなことしないので自分でも面白かった。
ミューゼオ取材 ②
上から下に2011年~2015年、左から右に一月~十二月
絵柄の変遷がよくわかって面白い。


持っていくのに色々選ぶのが大変だったので、これは箱ごと持ってったのをザザッと…。
ミューゼオ取材 ⑦
なぜかスカラ座の灰皿が…。

都内で集めたおもに喫茶店のマッチです。おなじみのマッチがあちこちにあるでしょう?
ミューゼオ取材 ⑰

WEBマガジン『ミューゼオスクエア』を運営している『ミューゼオ』さんは、
自分のコレクションをネット上で公開や整理をしたいけど、ブログはちょっと…という方に便利かもしれません。
のぞいてみて下さい

 ミューゼオ → https://muuseo.com/

※リンクが何故か貼り付けられないのでURLをコピペして開いてください。すいません。








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ひと山マッチの中のマッチをひとつずつ眺めていると、

  おっ!これはあの店の!…と思わず飛びつくマッチ、
  店は知らないけど何やら気になるマッチ、
  全く琴線に触れないマッチ…  と、色々あります。

植物を愛した昭和天皇のお言葉に、「雑草という名の花はない」という感じの言葉があり、
雑草好きの私は庭仕事などをしながらしばしば思い出す言葉なのですが、
マッチも、たとえ無名の店で(いや、店名は有るのですがw)、
平凡で、見た目が地味だったり、私の琴線に触れなかったとしても、
そのお店の関係者や常連さんにとっては、
そのマッチを見るとお店のことや、そこに通った自分の思い出など、
実はたくさんの物語を秘めているのだと思います。

ひと山マッチに限らず、自分のマッチでも、
昔々行った店の記憶は殆ど無かったりして、気の利いたコメントも書けず、
淡々とアップしてきたマッチもあるのですが、そんな記事に、
  「昔、彼女と行ったお店です」 とか、
  「両親(またはご本人)がやっていた店です」 などとコメントをいただくことがあり、
やはり、マッチには、そのひとつひとつに物語が閉じ込められているのだな…と、
大切な物を預かったような気持ちになることがあります。

                      

今は閉店した大阪のとあるお店の記事に、ほんとに時々、ポツ、ポツ…と、「拍手」を下さる方がいます。
そのお店をやっていた方なのか、あるいは、そこに通った方なのか、
いずれ、その店と共に生きていた自分の時代を思い出しに、
時々その記事に立ち寄ってくれるのだな…と、
時々癒しを求めて立ち寄ってくれるお客さんに、
そっとお酌をする居酒屋の女将のような優しい気持ちになったりします。
(変な例えですねw)


話は逸れましたが、
もしかしたらこのブログが、そんな居酒屋にもなれるかも知れないから、
今年は、ひと山マッチの中からも、色んなマッチを紹介していけたらな…と、新年にふと思いました。
何より、そんなひとつひとつのマッチの歴史を掘り起こす作業が、
とても楽しいものですから…。

ひと山マッチを眺めながら

※ 「ひと山マッチ」とは…
     ネットオークションや骨董市などで、古いマッチ(大抵どなたかがコレクションしていたものが
     なんらかの理由で放出されたもの)をひと山いくら~で入手したマッチのこと。
     








『イングランドヒル』のことは、随分前から書こう書こうと思っていたのですが、
ついつい、今まで先延ばしにしてしまっていました。
連休で時間が沢山あったということもあり、この機会に久し振りに思い出し、
重い腰を…いえ、重く閉ざした記憶を呼び覚まして書いてみようと思います。

『イングランドヒル』の、マッチ
イングランドヒル 裏

反対側は『ピザリアべルボン』の、マッチ
イングランドヒル 表
(採取は1980年代、知人からもらったもの)

『イングランドヒル』のマッチの記事を載せたのは、
このブログを始めて間もない2012年12月のことでした。

このマッチは、私の第一次マッチブームである昭和50年代後半に
友人から貰った物ということは確かだったのですが、
マッチには店名と、市外局番の無い電話番号しか記載されてなく、
何処のどんなお店だったのか全く不明でした。
したがって、ブログ記事にも、
 「人にもらった物というのは確かですが、お店の所在地等は不明」
と、極めてそっけない記載をしただけでした。

ところが後日(2012年)、この記事に、このマッチ(店)のことをご存知だという方からコメントを頂き、
『イングランドヒル』のことが概ね明らかになったのです。
その方とのやり取りの中から、
『イングランドヒル』という店に関わった色々な方達の人生に図らずも触れ、
マッチひとつからこんなに沢山の物語が生まれるのだなぁ…とつくづく感じ入ったのでした。
その内容の全てをここに書くわけには行きませんが、
追補記事ということで、『イングランドヒル』のことを、ちょっと追記しておこうと思います。

                        *****

『イングランドヒル』は、長野県長野市にあった喫茶店で、
コメントを下さった方 (以下Kさんと呼びます) のご両親がお世話になった友人S氏が経営されていた喫茶店なのだそうです。
同じくマッチに記載されている『ピザリアベルボン』という店もそのS氏がやられていた店だそうです。
何故Kさんがご両親の知人のお店をよく覚えていたかというと、
ご両親がやはり長野に一時住んでいて喫茶店を経営されていた時に大変お世話になった方だそうで、
Kさん自身も『イングランドヒル』を訪ねたことがあったからのようです。

Kさんは現在東京在住ですが、
お父様が亡くなられたのをきっかけに長野の街を訪れてその足跡を辿ってみた際に
『イングランドヒル』を検索していて私のブログ記事にたどり着かれたようです。

Kさんの述懐による当時の『イングランドヒル』があった場所や店内の様子は以下の通りです。

  「建物自体残っていないと思っていたのですが現在もまだありました。
   その昔、長野駅付近から善光寺までの道両脇は歩道に屋根の付いたアーケードとなっており、
   お店はその通りの2階にありました。
   1階には現在も当時から営業しているブティックがあり、
   一階入り口より階段を昇ると古いレジスターだかタイプライターが飾ってあったのを記憶しております。
   内装はあまり覚えていないのですが、昼間でも照明が無いと少し暗く感じる様な所だったような・・・
   今考えてみるとダークブラウンを基調とした喫茶店らしい落ち着いた雰囲気だったと思います」


ブログ記事をアップした時には、
どこにあるお店だったかもわからなかった『イングランドヒル』の景色が少し見えてきました。


                        *****


さて、マッチに使われているモノクロ写真ですが、
私はてっきりどこかの雑誌のグラビアからでも持ってきて流用したものか、
またはマッチやさんの見本にあった写真だと思っていたのですが、
Kさんによると、この写真はKさんのお母様の叔父様が外遊時に撮られた写真なのだそうです!

イングランドヒル 広げたとこ

しかもこの写真は、
その叔父様が溝の口で経営されていた喫茶『トータス』という店でも使用されていたとのこと!
(そちらは箱マッチだそうです)
いつかそのマッチにも巡り合ってみたいものです!
(ひと山マッチの中に混じってないかな~)


                        *****


さて、以上のやり取り (実際にはもっと長く詳細) をKさんと続けているうちに、
もしかしてこのマッチは私の手元にあるよりも、
Kさんのお母様の元にあった方が自然なのでは?と思うようになりました。
というのも、Kさんのご両親が長野で喫茶店を経営されるにあたって
『イングランドヒル』のS氏に大変お世話になったとのこと。
Kさんにも、Kさんのお母様にとつても思い入れのあるお店だったと思われたからです。

また、Kさんからも、もし将来万が一私がマッチを手放すようなことがあったとしたら、
このマッチを譲っていただけないか…というお話を頂いたこともあり、
それなら私のところにあるよりはと、後日Kさんの元に送らせていただき、
お母様に大変喜んでいただいたとのご報告を頂きました。

『イングランドヒル』のマッチは、約30年の時を経て、
その「物語」を知る人達の元に戻ったというわけです。

私のような見ず知らずの (ましてやその店に行ったこともない) 人間が持っているより、
ずっと幸せな余生を送れているに違いありません。

イングランドヒル 開けたとこ



                        *****


以前、マッチ集めをしている私にある方から、
  「あなたが集めているのはマッチだけでなく、”物語”なんですね」
と言われたことがあります。

そんな自覚は無かったのですが、
たしかに私の手元には、徐々にマッチにまつわる物語がひとつまたひとつと集まって来て、
それはあたかもマッチを灯す度に浮かび上がる『マッチ売りの少女』の物語のようです。

ですがそれは私が”物語”を集めているわけではなく、
そもそもマッチにはどんなマッチ(店)にもいくつかの”物語”が隠されているということなんだと思います。

問いかけてもマッチは自らにまつわる”物語”を語りだすことはないけれど、
時々こうやって思いがけない物語に出逢えることも、
マッチ集めのひとつの楽しみなのではないかと思うのです。


<オマケ>
Kさんのご両親が長野で経営されていた喫茶店のマッチ画像を送っていただきました。
ひとつのマッチから、また新たな新しいマッチへの出会いが生まれました。

 長野にあった喫茶店 Beard の、マッチ。

Beard (イングランドヒル)
(2012年、Kさんより画像をいただきました)

店名の文字はお母様が書かれたものだそうです。








あけましておめでとうございます!

昨年後半は、
精力的にマッチ集めのために店を回るというようなことをあまりしていませんでした。
今年もそんなに変わらないと思いますが、
ちょっとボンヤリノンビリしていると「えっ、あの店が?」というお店が閉店してしまったり、
「ここは大丈夫」と思っていた店で、「もうマッチは置いていません」と言われたり、
なんてことが多い昨今ですから、今年は予てより懸案の最低限のお店には行かないと!と思っています。
(去年もそんなことを言っていたような…)


なんて新年の決意表明ぽく言ってますが三が日はグダグダダラダラどこにも出かけず。

こんなものを眺めてニマニマしたりしていました。

東郷青児缶 ①

ツイッターのフォロワーさんから在庫限りでもうすぐ無くなるよ!と教えていただき、
慌ててお取り寄せした、東郷青児の絵が描かれた『横浜フランセ』のブランデーケーキの缶。

届く前から決めていました。
この中には、青児のマッチを入れよう!と。

東郷青児缶 ②

まだブログで紹介していない青児マッチもありますので、
今年徐々にアップしていこうと思っています。

というわけで、今年も宜しくお願いいたします。






先週末、長野県の松本市に行ってきました。

旅行・・・というより、二日間舞台を観に行く予定だったので、
喫茶店とか入る機会は少ないし、
同行の友達は松本だから、彼女の行きたいとこ優先にしようと思っていたので、
マッチに関しては、今回は考えないぞ!・・・と決心しておりました。

ところが、マッチ収穫ゼロではなかったのに加えて、
ちょっと嬉しいことが、ふたつ。

              *****

ひとつは、同行の友達が、昔マッチを集めてたというのです!
最初は、 「実家にその時のマッチがたくさんあって、
親に処分するって言われてる」  とか言ってたんだけど、
(もちろん、処分するなら私にくれ~!と言った)
私が喫茶店で彼女の分もマッチをもらって渡すと、
「あ~、またマッチ集め再開しそう~!」
と、ちゃんと受け取ってた。
ふふふ・・・、仲間が増えたかな?

              *****

そして、ふたつめ。
町のお土産屋さんにおいていた、観光用冊子(タダ)、
なにげなくパラパラ見てたら、楽しいマッチ記事が!

ちらっと、ご紹介します。

まつもとマッチめぐり
(『工芸の五月 2号』より)

松本に住んで3年という設定の、”まつもとまつこ”ちゃんの、松本マッチ案内です!



上段左の2個は、洋食店『たくま』のマッチの表裏。
その右の縦長マッチは、『松本ホテル花月』のマッチ。
どちらも、柚木沙弥郎さんのデザインです。
たくまと女鳥羽そばのマッチ
下の5個は、丸山太郎さんによる『女鳥羽そば』のマッチ。
次回はぜったい、行きたい!



右の珈琲美学アベのマッチは持ってるぞ!
デリーとアベのマッチ
左は、カレーの『デリー』のマッチ。
黒壁の蔵造りの建物に惹かれたけど、バテてて、カレーという気分にならなかった・・・。


市内にたくさん店舗がある『翁堂』のマッチは、今はないらしい。
翁堂のマッチ
前回の松本旅行の時に入った、ここの喫茶店(『翁堂茶房』)は、
マスコットのオームのイラストのマッチのはず(もらってこなかったけど・・・)。
また行かなくちゃ。


右下のコロ型(縦長)の6個は、
今回行けなかったけど、大好きなお菓子やさん『開運堂』のマッチ。
有料販売してたけど、今は完売してないそうです・・・残念。
開運堂のマッチ

              *****

結局今回は、3種のマッチをゲット!
1個も期待してなかったのに、上出来です。

だけど、上記のマッチ特集を見ると、
松本はまだまだ、マッチの宝庫とみた!
また来年か、再来年、松本マッチ旅したいと思います。


ちなみに、以前アップ済みの松本ホテル花月のマッチ、
またもらってきたので、以前の記事にも写真と文章を若干追加しておきます。
松本ホテル花月のマッチたち
★マッチは、会員分ゲットいたしました。